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マネジメント実験室

小さな企業の経営・マネジメントを通して日々考えたこと、学んだこと、感じたことを。

地域の自治会活動に参加して地方行政の頼りなさと主婦・老人パワーを実感した

■頼りにならない行政

今の家に引っ越してきてからというもの,地域の自治会活動というと,回覧板とか,子供会とか,お祭りとか,運動会といったポイント・ポイントでの関わりしかなく,普段どういう活動をしているのかほとんど知らないで過ごしてきた。実際に関わるのは,とても面倒なことだろうなと思いながらも,子供たちは地域の学校に通っているわけだし,ご近所とはできるだけ仲良くやっていきたいしということで,地域社会に関わらずには生活はできないとも実感していた。


当然,順番は巡ってくるわけで,面倒でも参加しなければいけないのが大人の社会である。


それで参加してみて,驚いた。


何に驚いたかというと,地方行政がここまで地方自治に頼らなければ成り立たない地域があるのだということに驚いた。


何かにつけて,自治体が役割を担っており,行政が手を抜きすぎるんじゃないか,あるいは自治会がやりすぎるから行政が甘えているんじゃないか,などとも考えた。


防犯,ゴミの分別徹底,町の清掃に至るまで,自治体が介入しないと町はどうなってしまうのだろうと不安になるくらいである。


以前住んでいたところは,大きな工場なんかもあって法人税収入が大きいためか,結構財政が豊かな地域であった。だから地域の活動にも予算が下りていたし,公共施設も行政サービスもかなり行き届いていた。どこもこれほど恵まれているとは当時も思っていなかったが,今住んでいるような都心からさほど離れていない地域にも,こんなに行政サービスが悪い自治体があるとは考えてもみなかった。


■主婦と老人

特に駅周辺など,繁華街などは商店街の自治会がしっかりしているようで,毎日の清掃作業など本当に頭が下がる思いである。


自分の地域もそうであるが,たぶん行政にまかせっきりにしていると,横断歩道も付かないから子供の事故は増えるだろうし,町中ゴミだらけになるに違いない。


それでいったい誰が中心になっているかというと,主婦と老人である。


自分のように昼間企業に勤めたりして平日に地域との関わりが薄いと,地域の行政というのは勝手に回っているように勘違いしがちだが,そうではない地域もあるということだ。


自由な時間がたくさんあって羨ましいとか思われがちな主婦と老人であるが,地方自治を支えている人たちが大勢居ることを忘れてはならない。


確かに企業で働くという生産活動もあるが,地方自治を支えている無償の活動もまた生産的であると言わねばなるまい。


毎朝,近所のお寺の境内や敷地周りをきれいに掃除しているおじさんがいるのだが,檀家じゃない人々には関係ないかというとそうではなく,地域の美観に少なからず貢献しているわけだから,地域住民みんなに貢献していることになり,それは立派に生産的であると私は思う。


お金を払って清掃事業者が町を美しくするという自治体もありますが,そうじゃない自治体なら地域住民がやるしかない。


やるしかないけど,やる人というのは限られていて,やっぱりそういう人には頭が下がります。私のご近所の方は定年退職後のおじさん。


ということで,主婦と老人(元気だから老人というイメージじゃないけど)のパワーに改めて気付かされた経験であった。