マネジメント実験室

小さな企業の経営・マネジメントを通して日々考えたこと、学んだこと、感じたことを。

教育

義務教育で商売の基本を教えた方がいい

■MBAシリーズには領収書の書き方は書いていない 大企業からベンチャーに転職して困ったことのひとつが、会社におけるお金の回り方について知識がほとんど無かったことです。 BSとかPLが読めないといったレベルの話ではなく、物やサービスが提供されて請求書…

親の情報収集能力が子供の競争力を決定する?

「良い大学に行きたければ、恵まれた家庭に生まれなさい」――成人の自由にもとづく新しい"世襲制" | 熊代亨■機会において平等な社会というのは、ある国のある一時期に比較的近いものが存在できるにせよ、社会制度的に維持していくのは、非常に難しいというこ…

学力テスト結果公表の目的を明確にすべき

■学力低下の歯止め策にはならない 小学6年生、中学3年生で実施する全国学力テストの結果を公表するかどうかで議論になっているが、この公表の目的があいまいになっている。 結果を公表する前提でテストを実施することで、先生や生徒に競争意識を持たせること…

『萎え!』に見る若者の世界観

「萎え(なえ)」は「萌え」の対義語らしい。 高校生の息子が何かにつけて連発する。 大量の宿題が出されたり、親に小言を言われたり、彼の日常には「萎え」る理由がたくさん存在するようだ。 「萎える」とは「気力が萎える」ということなのだが、ニュアンス…

少子化を背景に中学受験が過熱している理由

■経済成長に伴って過熱した受験競争 中学受験というのは、私立校が多い都市部においては昔から一定数以上の受験者がいた。ただし、親が教育への関心が高い場合や、親の職業を世襲するため(親が医者なので将来は医学部を目指すなど)など、親の年収や教育水…