マネジメント実験室

小さな企業の経営・マネジメントを通して日々考えたこと、学んだこと、感じたことを。

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

医療崩壊〜「立ち去り型サボタージュとは何か」〜

■現役の現場外科医からの警鐘 著者は執筆時,虎の門病院の泌尿器科部長という立場の方です。 この本を通して著者がもっとも伝えたいことは,冒頭の「何が問題なのか」という部分と巻末の「結論 今こそ医療臨調を」という部分に凝縮されています。 ・「医療」…

ナースの接遇やマナーは教育で矯正できるのか

■実践がもっとも効果的 接遇やマナーは実践で鍛え,身に付けていくしかなく,セミナーなどによる教育は基礎知識の習得と,あくまできっかけに過ぎないと考えています。 現場で働くナースに対しては,導入教育の一環として『接遇・マナー』について教えますが…

病院のイメージ力欠如が地域医療を阻害する

高齢者医療が医療財政を圧迫しているため,医療報酬と介護報酬を改定し,医療の現場を地域医療や在宅医療へシフトし,コストのかかる病院医療の負担を少しでも軽減しようとする動きがあります。 ■ライフサイクルの一端を担う病院医療 慢性期疾患には必ずしも…

コムスンの不正で介護保険に関心が集まった?

コムスンが常勤ヘルパーの虚偽登録によって事業所認定を受け,介護報酬を不正に受け取っていたということ。都から不正請求分の返還を求められています。 もし,これが常勤ヘルパーの採用が追いつかず,事業所認定を受けながらも実態が伴っていなかったという…