苦しい次期を一緒に乗り越えてくれた社員というのは特別な存在。
方針や理念的なことでは充分に意思疎通がとれているので新しい施策にも理解が早い。
何か決定的な資質の欠如でもない限り,大抵のことは大目に見てしまう。
しかし,組織が成長するに従い,資質として欠けている部分を組織として許容できなくなってしまう。
組織が成長しているのに,本人の成長が止まってしまったかのよう。
本人の資質というのは,やはり持って生まれたもので,教育ではなんともならないものなのか。
安田佳生氏の著書にもあるように,人材というのは育たないものなのか。
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心情的に特別な想いのある社員だからシビアな判断がなかなかできない。
いつかはシビアに成らざるを得ないことを予感はしているのに。
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この著者が言っているように,育てられない上司に責任があるとも確かに思うけれど,小さな組織では,一人の能力欠如が致命傷になることもある。
とても難しい判断だと思う。
答えは未だ出していない。
とりあえず,本人が得意とする部分で能力を発揮してもらい,過剰な期待はしないようにした。
それでも組織のステージが変わり,得意な部分でもパフォーマンスに不満を感じるようになれば,最終的な判断を下さざるを得ないだろう。